2026年10月20日付の日本経済新聞(朝刊3面)に掲載された、EV(電気自動車)電池の再処理(リサイクル)に関する記事の要旨です。
記事の要旨(ポイント)
- 再処理能力の大幅な余剰
EV向け使用済みバッテリーをリサイクル(再処理)する施設の処理能力が、実際に回収される量を大きく上回り、過剰状態に陥っている
- 需給ギャップは「廃棄量の6倍」
事業者が先行して整備した再処理能力に対し、実際に排出される廃棄量は少なく、処理能力が実際の廃棄量の約6倍に達するという大きな需給ギャップが生じている。
- 原因は「EV普及の遅れ」
世界的なEVシフトが当初の想定よりも減速・遅延しており、結果として耐用年数を迎えて廃棄される使用済みバッテリーの量が想定を下回っていることが主な要因。
- 民間投資の縮小へ
想定通りの事業収益が見込めない現状(稼働率の低迷と供給過剰)を受け、電池リサイクル分野における民間企業からの新規投資が縮小・見直しを迫られている。
💡 蓄電池アドバイザーとしての視点(補足)
今回の報道は、「使用済みEV電池の排出ペースが想定より遅い」という事実を示しています。
これは、EVバッテリーを定置用蓄電池として再利用(リユース)する製品の供給量やコストダウンのシナリオが、当初の計画より後ろ倒しになる可能性を示唆しています。お客様へ蓄電池(特にリユース製品やV2H関連)を提案する際は、今後のEV普及動向とリサイクル市場のタイムラグを考慮した、現実的な中長期視点でのアドバイスが重要となります。
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